こんにちは。
ITエンジニアの橘田(きった)と申します。
この度はElixirの実行環境をCentOS上に用意してみましたので、インストールを行った際の手順を記載いたします。
#実行環境
OS:CentOS
Erlang:Eshell V6.4, OTP-Version 17.5
Elixir:1.1.0-dev
Elixirは、ErlangVM上で動くRubyライクの記述ができる言語となります。
耐障害性に強く、並列にプロセスを動作することができるため複数のコアを持つCPUなどを上手に動かすことができるプログラム言語です。
ErlangVM上で動くため、まずはErlangをインストールします。
$ wget http://www.erlang.org/download/otp_src_17.5.tar.gz
$ tar zxvf otp_src_17.5.tar.gz
$ cd otp_src_17.5
$ ./configure
$ make
# make install
3. Erlangのバージョン確認
$ erl
Eshell V6.4 (abort with ^G)
1> q().
Erlangは、「q().」にて、対話モードを終了させることができます。
一番最後に「.」が必要となりますのでお気をつけください。
4. Elixirのソースコードのダウンロード
※CentOS用のyumのリポジトリにはElixirがなかったため、ソースコードからインストールします。
$ git clone https://github.com/elixir-lang/elixir.git
$ cd elixir
5. makeを実行し、実行環境の作成
$ make clean test
6. Elixirの対話モード環境のバージョン確認
$ cd ./bin
$ ./iex -v
Elixir 1.1.0-dev
7. ElixirにてHello Elixirを表示してみる
iex(1)> IO.puts "Hello Elixir!!"
Hello Elixir!!
:ok
iex(2)> (Ctrl+c)
BREAK: (a)bort (c)ontinue (p)roc info (i)nfo (l)oaded
(v)ersion (k)ill (D)b-tables (d)istribution
a
以上で、Elixirの実行環境がととのったことが確認できました。
次世代の大物Web言語とも呼ばれているElixirを学んでみるのも楽しいかもしれません。